【雁ヶ腹摺山・姥子山】FGK12 NO.1 M字行脚の憂鬱

もう2週間も前の話だが・・・
「M字開脚」ではない。「M時行脚」だ。
ハイキング・オブ・ちょい遠い。
この語呂を考えるのに2週間かかった。それなのにグーグル検索バーに「M字」と入れると「ハゲ」という文字が続けて表示されるではないか。私だからだろうか?10ぐらいある他の候補にも「開脚」は見当たらない。M字開脚はもう遠い日の幻なのだろうか。「M字」のあとに「開脚」と手入力し、そっと「画像」をクリックした。なぜか笑えた。
ヤマレコで山行計画を作ったときの標高グラフがこれ


だめだ、今となってはもうM字ハゲにしか見えない

今回は雁ヶ腹摺山と姥子山の2座に登り、登ってきた道を引き返すピストン行程だ。
「駐車場⇒雁ヶ腹摺山⇒姥子山⇒雁ヶ腹摺山⇒駐車場」という順序になる。
グラフと照らし合わせると、ピークが一つ足りないことに気が付いた。なんかおかしい・・・???
なんと、姥子山はスタート(ゴール)の駐車場より標高が低いという驚きの展開。
雁ヶ腹摺山にまるまる2回登らなくてはいけないのか。6km・4時間というショートコースにしてはキツい山行になりそうだ。
ちょっと出遅れた。FGK12は登山口までの移動時間が長いのが難点。ちょい遠いのだ。
下道で2時間ちょいなら、まあいいか。

駐車場のある大峠。もう塔ノ岳より標高が高い。富士山はぼんやりと。
なぜにgangaharasuriyamaの表記がない?
1時間ほどで雁ヶ腹摺山てっぺん(1,874m)に到着


富士山はギリ見えていた。富士山の方角だけ展望が開けていて、不自然と言えば不自然。

お約束の一枚。富士山が・・・

FGK12 NO.1攻略。
五百円札の富士山はここから見て描いたそうで。
秀麗富嶽十二景に登って富士山が見えなくてはガッカリだ。この日はギリ見えたのでガッカリはしなかったが、「秀麗」には程遠い富士だった。チャンスがあればまた来よう。
雁ヶ腹摺山山頂はブヨのような虫が無数にいて、じっとしていると顔や体にたかられるので、落ち着いて休憩もできなかった。早々に退散。次の姥子山を目指す。
グラフのとおり、ほとんど下るだけの1時間。かなりの急斜面で、あとでここを登り返すのかと思うと足を前に運ぶのがイヤになってくる。
姥子山は西峰と東峰の双耳峰。標高が高い西峰が山頂になるのだが、眺望がないせいか山頂標識も何もなく、どこが山頂なのかさえよくわからない。西峰らしきピークをいったん下り再び上り返すと東峰に出た。

姥子山東峰に到着


FGK12 NO.1の標識もある。後ろのてっぺんが雁ヶ腹摺山だ。かなりの高低差。またあそこまで登るのか・・・


富士をバックに自撮り。背中の後ろは高度感抜群の断崖絶壁。

秀麗と言うよりは淡麗な富士。もっとはっきりと見えていれば、これまで見たFGKの中では一番いい画だったかも知れない。惜しい・・・

グラフ上はピーク感ゼロの姥子山だが、いざ山頂に立つと足元が切れ落ちていて高度感がハンパない。こういう山頂もいい。ハエが多いのが気になったが、ここで食事休憩をとった。

姥子山東峰はほぼ360°の展望があり、見える景色のほとんどが空と山。最奥の富士山まで緑を段々に濃くしながら幾重にも連なる山並みが圧巻だった(下の動画に姥子山東峰からの展望あり)。
姥子山東峰がとても気に入った。ハエが多い点を除いて・・・。360°カメラを持ってもう一度来てみたい。

1時間と少々、ハエと格闘しながら姥子山東峰からの景色を堪能し、重い腰を上げた。
雁ヶ腹摺山への登りは予想以上にきつかった。気温が23℃ぐらいあったせいで、M字ハゲから大量の汗が噴き出した。雁ヶ腹摺山まで登り1時間。そして駐車場まで下り1時間。M字行脚、無事終了。
これで秀麗富嶽十二景(FGK12)は1番、8番、9番を攻略。まだ1/4か・・・