【檜洞丸】梅雨の隙を突いて富士見ハイク
今年の梅雨はサボり過ぎなんじゃなかろうか?
そんな風に思いたくなるくらい、今年は雨が少ない気がする(今のところはネ・・・)。
休みの日以外なら、もっと降ってくれてもいいんだけどな。
ということで、梅雨の晴れ間の休日、西丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる)に行ってきた。
西丹沢はヤマビルが少ないということなので、この時期でも安心して歩ける。ただ、クマの目撃情報がちらほらあるのは気になるところ。
はじめての西丹沢ということで、メジャーな周回ルートである檜洞丸を選択した。
距離が14kmで標高差が1,000mちょっとのコース。コースタイムは7時間ほど。
自分の脚力だと、ちょっとキツいかな・・・というレベルで、ちょうどいいと言えばちょうどいい。
5時スタートを目標に早めの出発。
駐車場の少し手前で道路に障害物のようなものを発見。よく見たらシカだった。こちらを見つめて動かない。
ゆっくり車で近付くと、彼らもゆっくりと去って行った。
西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)の駐車場を利用。
いい時間に着いた。奥多摩よりちょっと近いぐらいの感覚かな。気温が思っていたよりも低かった。
駐車場の後ろに見える橋を渡って小1時間歩くと、下棚(45m)・大棚(70m)と呼ばれる見事な滝に行ける。いずれ滝ツーで来てみたい。(関連記事)滝ツー ターゲットリスト 【神奈川版】
予定通り、5時前にスタート。
今日はこの橋は渡らず、今車で走ってきた林道を少し上る。
お馴染みの看板が登山道入り口の目印。
つつじ新道で檜洞丸を目指す。このコースはツツジ(シロヤシオ)の季節(5月下旬~6月上旬)になると多くのハイカーでたいそう賑わうそうだ。今回は敢えて混雑期を外してみた。
山の中はまだこんなに暗かった。急いでラジオを流し始めた。
工事現場の足場のようなハシゴが多かった。
やっと明るく開けた道に出た。
ゴーラ沢出合で東沢の対岸へ渡る。
カラ梅雨のせいか、それほど水は多くなかった。
対岸の登山道入り口を無事発見。
いきなり急な登り。檜洞丸山頂までの道のりはバカ尾根に匹敵するぐらいのハードな登りだった。
ベンチのある展望園地で休憩。山専ボトルの900にアイスコーヒーを入れてきた。そのせいか今日の荷物は過去最重の約9kg。最後まで足がもつか心配・・・
展望園地というだけあって、富士山が見えた。富士山頂では2日ほど前に降雪があったそうで、先っちょだけ雪化粧していた。
その次のベンチでも休憩。
こっちのベンチからは南アルプスが見えた。6月でこんなに遠くまで展望がきくなんて、ツイテル。
山頂までもう少しというところで太腿が軽く痙攣を起こし始めたので、ポカリにクエン酸投入。すごい色だけど、味は悪くなかった。
振り返っては富士山を眺め、休み休み山頂を目指した。
ネット画像でよく見るバイケイソウ群生地と木道。山頂は近い!
こんなに景色のいい山だとは思っていなかったので、得した気分。
山頂が見えた。ここまで、誰にも会わず。山頂でようやくソロハイカーを見かけたが、入れ違いすれ違い。
檜洞丸山頂(1,601m) ほぼ、コースタイム通りの4時間で到着。関東百名山はこれで12座かな?山頂にいる間もずっと一人だったような。
山頂からも富士山が見えた。
てんくらでは山頂の予想気温16℃となっていたのでカップ麺を持ってきたが、実際は20℃以上あったような・・・。
昼食後、山頂から蛭ヶ岳方面に2分ほど下ったところにある青ヶ岳山荘のトイレに立ち寄った。まっ黄色な液体が出てきてびっくりしたが、ポカリに投入したクエン酸の色だと気づいて一安心。
再び檜洞丸山頂に戻り、犬越路を目指す。檜洞丸~犬越路間は下りながらの約2時間の尾根歩きだ。
山頂から少し下ると、いきなり視界が開けこの大展望。
これは絶景かな。
当然、自撮り。
天気に恵まれてほんとによかった。富士山が見えるのと見えないのとでは満足感・充実感が全然違う。
少し雲が増えてきている気もするが、これなら十分OK牧場。
檜洞丸山頂方向を振り返る。
前方のピークは熊笹ノ峰。
左を見れば日本最高峰。
右を見れば神奈川最高峰。9:1で左を見ていたが・・・
やっぱり山では展望の利く尾根歩きが最高に気持ちいい。
まだまだOK牧場。
このころから足の方はだんだんOKじゃなくなってきた。この先の今日一番の難所を前にしばし休憩。
このようななかなかエグいクサリ場を3カ所ぐらい下りた。クサリにつかまらないと下りられない個所もあった。
難所を無事通過し犬越路に到着。コースタイム2時間のところをなぜか3時間もかかってしまった。景色に見とれたせい?足の疲れのせい?どちらにしても50%オーバーはないよな・・・。
景勝50選ということだが、ここから富士山は見えなかった。もう雲に隠れてしまったのだろうか?
自分の脚力的にはここでゴールぐらいがちょうどいいのだが、まだ距離で4.5km、標高で520mほどの下りが残ってる。コースタイムだと1.5hだが、どれぐらいで歩けるだろうか。
いつの間にか痛み出した膝痛をカバーするため、出発前にサポーターを装着した。
痛みの強い右膝には一つしか持っていないcw-xの高級サポーターを装着。
まだ痛みが弱い左膝にはcw-xのおよそ1/5の値段の安物サポーターを装着。
クサリ場通過まで使用を控えていたダバダのストックもここで投入した。もうこれ以上の武器はない。あとは気力で歩くのみ。
用木沢出合までが2.5km。その先の2kmは舗装路歩きだ。
ここまでの1.3kmがほんとにきつかった。段差を下りるたび安物サポーターの左膝が痛くてしょうがなかった。驚いたことに高級サポーターの右膝はほとんど痛まなくなっていた。サポーターってほんとに効果あるんだな、と実感できたのは収穫。帰宅後すぐに高級サポーターを追加発注した。
用木沢沿いに出ると、段差の少ない道になり、歩くペースもいつも通りになった。
沢の音を聴きながらの涼しげで快適な山歩き。
用木ブルー。
用木沢出合に到着。コースタイム1時間のところを20分余計にかかった。用木沢出合は車数台分の駐車スペースがあった。ここまでバイクで来て用木沢沿いに歩いてラーツーってのも良さそうだ。
舗装路を下りゴール地点の西丹沢ビジターセンターへと向かう。
川沿いに大きなキャンプ場がいくつか見えた。丹沢のキャンプ場は未経験。
ソロ向きじゃない、もしくは高規格(高料金)過ぎて清貧ソロキャンパーには縁がないということなんだろう。
なんとか無事ゴール。予定より1.5時間ほど遅れたようだ。やっぱり檜洞丸~犬越路間の1時間オーバーが解せないな・・・。
後半、膝痛で失速し大苦戦したが、それほど期待していなかった絶景に恵まれ大満足の山行だった。
西丹沢では「大室山~加入道山周回コース」と「下棚・本棚~畦ヶ丸~大滝橋周回コース」も歩いてみたい。
今回もコマ撮り自撮り入りのスライドショーを作成した。
距離が14kmで標高差が1,000mちょっとのコース。コースタイムは7時間ほど。
自分の脚力だと、ちょっとキツいかな・・・というレベルで、ちょうどいいと言えばちょうどいい。
5時スタートを目標に早めの出発。
駐車場の少し手前で道路に障害物のようなものを発見。よく見たらシカだった。こちらを見つめて動かない。
ゆっくり車で近付くと、彼らもゆっくりと去って行った。
西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)の駐車場を利用。
いい時間に着いた。奥多摩よりちょっと近いぐらいの感覚かな。気温が思っていたよりも低かった。
駐車場の後ろに見える橋を渡って小1時間歩くと、下棚(45m)・大棚(70m)と呼ばれる見事な滝に行ける。いずれ滝ツーで来てみたい。(関連記事)滝ツー ターゲットリスト 【神奈川版】
予定通り、5時前にスタート。
今日はこの橋は渡らず、今車で走ってきた林道を少し上る。
お馴染みの看板が登山道入り口の目印。
つつじ新道で檜洞丸を目指す。このコースはツツジ(シロヤシオ)の季節(5月下旬~6月上旬)になると多くのハイカーでたいそう賑わうそうだ。今回は敢えて混雑期を外してみた。
山の中はまだこんなに暗かった。急いでラジオを流し始めた。
工事現場の足場のようなハシゴが多かった。
やっと明るく開けた道に出た。
ゴーラ沢出合で東沢の対岸へ渡る。
カラ梅雨のせいか、それほど水は多くなかった。
対岸の登山道入り口を無事発見。
いきなり急な登り。檜洞丸山頂までの道のりはバカ尾根に匹敵するぐらいのハードな登りだった。
ベンチのある展望園地で休憩。山専ボトルの900にアイスコーヒーを入れてきた。そのせいか今日の荷物は過去最重の約9kg。最後まで足がもつか心配・・・
展望園地というだけあって、富士山が見えた。富士山頂では2日ほど前に降雪があったそうで、先っちょだけ雪化粧していた。
その次のベンチでも休憩。
こっちのベンチからは南アルプスが見えた。6月でこんなに遠くまで展望がきくなんて、ツイテル。
山頂までもう少しというところで太腿が軽く痙攣を起こし始めたので、ポカリにクエン酸投入。すごい色だけど、味は悪くなかった。
振り返っては富士山を眺め、休み休み山頂を目指した。
ネット画像でよく見るバイケイソウ群生地と木道。山頂は近い!
こんなに景色のいい山だとは思っていなかったので、得した気分。
山頂が見えた。ここまで、誰にも会わず。山頂でようやくソロハイカーを見かけたが、入れ違いすれ違い。
檜洞丸山頂(1,601m) ほぼ、コースタイム通りの4時間で到着。関東百名山はこれで12座かな?山頂にいる間もずっと一人だったような。
山頂からも富士山が見えた。
てんくらでは山頂の予想気温16℃となっていたのでカップ麺を持ってきたが、実際は20℃以上あったような・・・。
昼食後、山頂から蛭ヶ岳方面に2分ほど下ったところにある青ヶ岳山荘のトイレに立ち寄った。まっ黄色な液体が出てきてびっくりしたが、ポカリに投入したクエン酸の色だと気づいて一安心。
再び檜洞丸山頂に戻り、犬越路を目指す。檜洞丸~犬越路間は下りながらの約2時間の尾根歩きだ。
山頂から少し下ると、いきなり視界が開けこの大展望。
これは絶景かな。
当然、自撮り。
天気に恵まれてほんとによかった。富士山が見えるのと見えないのとでは満足感・充実感が全然違う。
少し雲が増えてきている気もするが、これなら十分OK牧場。
檜洞丸山頂方向を振り返る。
前方のピークは熊笹ノ峰。
左を見れば日本最高峰。
右を見れば神奈川最高峰。9:1で左を見ていたが・・・
やっぱり山では展望の利く尾根歩きが最高に気持ちいい。
まだまだOK牧場。
このころから足の方はだんだんOKじゃなくなってきた。この先の今日一番の難所を前にしばし休憩。
このようななかなかエグいクサリ場を3カ所ぐらい下りた。クサリにつかまらないと下りられない個所もあった。
難所を無事通過し犬越路に到着。コースタイム2時間のところをなぜか3時間もかかってしまった。景色に見とれたせい?足の疲れのせい?どちらにしても50%オーバーはないよな・・・。
景勝50選ということだが、ここから富士山は見えなかった。もう雲に隠れてしまったのだろうか?
自分の脚力的にはここでゴールぐらいがちょうどいいのだが、まだ距離で4.5km、標高で520mほどの下りが残ってる。コースタイムだと1.5hだが、どれぐらいで歩けるだろうか。
いつの間にか痛み出した膝痛をカバーするため、出発前にサポーターを装着した。
痛みの強い右膝には一つしか持っていないcw-xの高級サポーターを装着。
まだ痛みが弱い左膝にはcw-xのおよそ1/5の値段の安物サポーターを装着。
クサリ場通過まで使用を控えていたダバダのストックもここで投入した。もうこれ以上の武器はない。あとは気力で歩くのみ。
用木沢出合までが2.5km。その先の2kmは舗装路歩きだ。
ここまでの1.3kmがほんとにきつかった。段差を下りるたび安物サポーターの左膝が痛くてしょうがなかった。驚いたことに高級サポーターの右膝はほとんど痛まなくなっていた。サポーターってほんとに効果あるんだな、と実感できたのは収穫。帰宅後すぐに高級サポーターを追加発注した。
用木沢沿いに出ると、段差の少ない道になり、歩くペースもいつも通りになった。
沢の音を聴きながらの涼しげで快適な山歩き。
用木ブルー。
用木沢出合に到着。コースタイム1時間のところを20分余計にかかった。用木沢出合は車数台分の駐車スペースがあった。ここまでバイクで来て用木沢沿いに歩いてラーツーってのも良さそうだ。
舗装路を下りゴール地点の西丹沢ビジターセンターへと向かう。
川沿いに大きなキャンプ場がいくつか見えた。丹沢のキャンプ場は未経験。
ソロ向きじゃない、もしくは高規格(高料金)過ぎて清貧ソロキャンパーには縁がないということなんだろう。
なんとか無事ゴール。予定より1.5時間ほど遅れたようだ。やっぱり檜洞丸~犬越路間の1時間オーバーが解せないな・・・。
後半、膝痛で失速し大苦戦したが、それほど期待していなかった絶景に恵まれ大満足の山行だった。
西丹沢では「大室山~加入道山周回コース」と「下棚・本棚~畦ヶ丸~大滝橋周回コース」も歩いてみたい。
今回もコマ撮り自撮り入りのスライドショーを作成した。
この記事へのコメント
こんばんは~
朝早くからの入山。
熊も出没するとのことで読んでるだけでビビリます。
登山道、結構、厳しそうな感じですね~
でも、富士山をはじめ、峰峰の折り重なる様、空との境界など、
絶景の玉手箱やぁ~!
朝早くからの入山。
熊も出没するとのことで読んでるだけでビビリます。
登山道、結構、厳しそうな感じですね~
でも、富士山をはじめ、峰峰の折り重なる様、空との境界など、
絶景の玉手箱やぁ~!
oichoさん
おはようございま~す。
丹沢には40頭ぐらいツキノワグマがいるらしいので、そのうち出会うことがあるかも知れませんね。ちびりそう・・・(◎_◎;)
今回は後半きつくて参りましたが、絶景の玉手箱に癒されました。もし天気が悪くて1日中ガスの中だったら・・・と想像するとゾッとします(笑)
おはようございま~す。
丹沢には40頭ぐらいツキノワグマがいるらしいので、そのうち出会うことがあるかも知れませんね。ちびりそう・・・(◎_◎;)
今回は後半きつくて参りましたが、絶景の玉手箱に癒されました。もし天気が悪くて1日中ガスの中だったら・・・と想像するとゾッとします(笑)